お店で接客をしていると、よくお年寄りの方から針穴の大きな縫い針を聞かれます。
糸を通すことが大変なお気持ちよくわかります。
そもそもなぜ針穴は小さいのでしょうか。
縫い針の針穴が小さい理由は、主に次のような理由があるのです。
- 生地の保護: 小さな針穴は、生地の繊維を傷つけずに通すことができます。特に繊細な生地や織りの細かい布において、大きな針穴が生じると、生地が傷つきやすくなります。
- 正確な縫い目: 小さな針穴は、より細かい縫い目を可能にし、細かなディテールや複雑な模様を縫う際に役立ちます。これにより、精密な仕上がりが実現できます。
- 耐久性: 針は繰り返し使用されるため、針穴が小さいほうが針にも強度があり、耐久性が向上します。大きな針穴では針が曲がりやすく、寿命が短くなります。
- 縫製の安定性: 小さな針穴は、布地をしっかりと保持し、縫製中に生地がずれにくくなります。これにより、縫製の安定性が向上し、正確なラインで作業ができます。
総じて、小さな針穴は小さく進化したのです。針は進化しても私たちの目は退化する現実は寂しいものですね。
制度を求めないのであれば、厚地用の針が針穴は大き目です。また近年は糸通しも進化を遂げています。
是非一度使ってみてください。便利ですよ。